みなさまこんにちは、いちまるです(*’▽’)
SNSを開けば「投資で月50万円稼いだ!」「FIRE達成しました!」といった華やかな投資体験談で溢れていますよね。。。うらやましい限りです!笑
しかし、これらの投稿の裏側には、決して語られることのない投資の「闇」が存在します。
インフルエンサーたちが意図的に隠している、または経験していないために語れない投資のリアルな落とし穴。。。
今回は、SNSでは絶対に語られない投資の闇側面を10個厳選してお伝えします♪
これらの事実を知っておくことで、あなたの投資判断はより冷静で現実的なものになるはず!!
【税金地獄】利益が出た瞬間に待ち受ける現実
インフルエンサーの投稿を見ていると「投資で100万円利益が出た!」という華やかな報告ばかりが目につきます。
しかし、彼らが決して詳しく語らないのが税金の現実です。
特定口座(源泉徴収あり)以外で取引している場合、利益に対して20.315%の税金が課せられます。
さらに恐ろしいのは、雑所得扱いになる暗号資産やFXの場合です。
これらの利益は総合課税となり、年収が高い人では最大55%もの税率が適用されることがあるのはみなさまご存知でしょうか?
例えば、副業で年間200万円の利益を出した会社員がいたとします。
年収600万円の場合、この200万円の利益に対して約33%の税率が適用され、約66万円が税金として徴収されます。実際の手取りは134万円に激減してしまうのです。。。
さらに厄介なのは、利益確定した翌年の住民税や国民健康保険料への影響です。
住民税は一律10%ですが、国民健康保険料は自治体によって異なり、年収増加により保険料が跳ね上がることがあります。
「今年は儲かった」と喜んでいても、翌年の税金や保険料の支払いで家計が圧迫される事例は珍しくありません!
【心理的負担】メンタルヘルスへの深刻な影響
投資インフルエンサーは常にポジティブな投稿を心がけていますが、投資がメンタルヘルスに与える深刻な影響については一切触れません。
人によっては、株価を24時間気にするようになり、睡眠障害に陥った方も。。。
特に仮想通貨やFXなど、24時間動く市場に投資している人は深刻かもしれませんね。
実は夜中に価格変動を確認するために何度も起きてしまい、日中の仕事に支障をきたすケースが増えています。
ある30代男性は、レバレッジをかけた投資で300万円の損失を出し、それが原因で夫婦関係が悪化。最終的に離婚にまで発展してしまいました。損失の金銭的ダメージより、家族からの信頼を失ったことの方がはるかに大きな痛手となったと語っていました。
投資依存症も深刻な問題です。
一度大きな利益を得ると、その快感が忘れられずに投資額がエスカレートしていく人が後を絶ちません。ギャンブル依存症と同様の症状を示すケースも多く、専門的なカウンセリングが必要になることもあります。
【情報格差】個人投資家が知らない機関投資家の優位性
SNSでは「個人でも機関投資家に勝てる」という楽観的な投稿をよく見かけますが、現実は全く異なります。
機関投資家と個人投資家の間には、埋めることのできない情報格差が存在しています。
機関投資家は企業の経営陣と直接面談する機会があり、個人投資家が入手できない詳細な企業情報を得ています。
また、高性能なアルゴリズム取引システムを使用し、ミリ秒単位で取引を実行できます。個人投資家がスマートフォンで取引している間に、機関投資家は数千回の取引を完了させているのです。
2024年3月末時点で、外国人(主に機関投資家)の株式保有比率は31.8%と過去最高を記録している一方、個人の保有比率は16.9%にとどまっています。この数字は、市場における個人投資家の影響力がいかに限定的かを物語っています。
さらに、大口取引による価格操作も無視できません。
機関投資家が大量の売買注文を出すと、個人投資家の小額取引では太刀打ちできない価格変動が発生します。個人投資家は常に後手に回らざるを得ないのが現実なのです。
【手数料の罠】見えないコストが資産を蝕む現実
「手数料なんて微々たるもの」と軽視するインフルエンサーが多いですが、長期投資における手数料の累積効果は想像以上に深刻です。
2024年4月から投資信託の目論見書に「総経費率」の表示が義務化されましたが、これまで多くの投資家が「隠れコスト」の存在を知らずに投資していました。
表面的な信託報酬は0.1%台でも、実質的なコストは0.3%を超えるファンドが少なくありません。
例えば、信託報酬0.114%と表示されているファンドでも、実質コストは0.178%かかっているケースがあります。わずか0.064%の差に見えますが、1000万円を20年間運用した場合、この差額だけで約15万円の損失となります。
また為替手数料も盲点です。
米国株に投資する場合、往復で最大50銭(0.5%)の為替手数料がかかることがあります。頻繁に売買を繰り返す投資家の場合、年間の為替手数料だけで数万円から数十万円に達することも珍しくありません。
これらの手数料を年間2%と仮定し、500万円を30年間運用した場合を考えてみましょう。
年利5%の投資でも、手数料を差し引くと実質年利は3%となり、最終的な資産額は約700万円も少なくなってしまいます。。。
【流動性リスク】売りたい時に売れない恐怖
インフルエンサーの投稿では、投資商品がいつでも自由に売買できることが前提となっていますが、実際には流動性リスクが存在します。
2020年3月のコロナショック時には、多くの個別株で売買が成立しない状況が発生しました。
特に小型株や新興国の株式、一部のETFでは、買い手が見つからずに希望価格で売却できない事態が続きました。
暗号資産ではさらに深刻な問題が発生します。
大手取引所でも、急激な価格変動時にはシステム障害やメンテナンスにより、数時間から数日間取引が停止されることがあります。価格が暴落している最中に売却できず、損失が拡大し続けるという悪夢のような体験をした投資家は数多くいます。
不動産投資型クラウドファンディングも流動性の問題を抱えています。
運用期間中は基本的に途中解約ができず、現金が必要になっても換金できません。さらに、運用会社の経営悪化により、元本の回収すら困難になるケースも発生しています。
【レバレッジの魔力】借金投資の破滅的リスク
レバレッジ取引の成功例ばかりを紹介するインフルエンサーが多いですが、失敗時のリスクについてはほとんど語られません。
FX取引では、証拠金の25倍までのレバレッジをかけることができますが、相場が逆方向に4%動くだけで証拠金が全額失われます。さらに恐ろしいのは、急激な価格変動により強制ロスカットが間に合わず、証拠金を上回る損失が発生することです。これを「追証(おいしょう)」と呼び、借金が残る可能性があります。
実際の相談事例では、500万円の貯金を証拠金にしてレバレッジ25倍で取引していた40代男性が、一夜で1200万円の借金を背負うことになりました。夜間の急激な円高により強制ロスカットが間に合わず、700万円の追証が発生したのです。
信用取引でも同様のリスクがあります。株価が大幅に下落した場合、追加の証拠金を求められ、用意できなければ強制決済となります。2020年3月の株価暴落時には、信用取引による追証で家計が破綻した個人投資家が続出しました。
金利上昇もレバレッジ投資家にとって大きなリスクです。借入金利が上昇すると、投資収益率が金利を上回らなければ赤字となります。日本でも政策金利の正常化が議論される中、これまで低金利環境で成功していたレバレッジ戦略が通用しなくなる可能性があります。
【詐欺・悪質商法】投資ブームに便乗する悪質業者
投資への関心が高まる中、それに便乗した詐欺や悪質商法も巧妙化しています。。。
インフルエンサーは甘い投資話を紹介することが多いですが、詐欺リスクへの警戒心は驚くほど低いのが実情です。
近年急増しているのが、SNSを使った投資詐欺です。
著名人になりすました偽アカウントが「確実に利益が出る投資法」を謳い、個人情報や資金を騙し取る手口が横行しています。特にLINEグループやテレグラムを使った投資サロンを装った詐欺が増加しており、被害額は一人当たり数百万円に達することもあります。
ポンジスキームも形を変えて続いています。「月利10%保証」「元本保証で年利20%」といった現実的でない高利回りを謳う投資商品は、ほぼ間違いなく詐欺です!
しかし、投資初心者はこれらの甘い話に引っかかりやすく、気づいた時には業者が逃げているケースが後を絶ちません。
未公開株詐欺も手口が巧妙化しています。
実在する企業の株式を装い、「上場前に購入すれば何倍にもなる」と勧誘する手口が典型的です。2023年には、架空の新興企業の株式を販売していた詐欺グループが摘発され、被害総額は50億円を超えました。
【家族関係の破綻】投資が原因で起こる人間関係のトラブル
投資の成功談ばかりが注目される中、投資が原因で家族関係が破綻するケースについてはほとんど語られません。
夫婦間での投資方針の対立は、離婚原因の上位に入るほど深刻な問題となっています。
特に、一方が内緒で投資を行い、大きな損失を出した場合の夫婦関係への影響は計り知れません。私が相談を受けた事例では、夫が妻に内緒で退職金2000万円を株式投資に回し、半分以上を失ってしまったケースがありました。信頼関係が完全に破綻し、結果的に離婚に至りました。
子どもの教育費への影響も深刻です。
「投資で教育費を増やそう」と考えて失敗し、子どもが希望する進路を諦めざるを得なくなった家庭もあります。投資のリスクが子どもの将来に直接影響を与えることを、多くの親は十分に理解していません。
親族間での金銭トラブルも増加しています。投資で失敗した親族から借金を申し込まれ、断り切れずに貸したものの返済されず、親族関係が悪化するケースが頻発しています。
特に高齢の親が投資詐欺に遭い、子どもが損失を補填することになるケースが社会問題となっています。
友人関係の悪化も見過ごせません。投資サークルや投資仲間との付き合いで、損失を取り戻そうと焦り、友人に投資話を持ちかけて失敗し、友情が破綻するケースもあります。
【時間とエネルギーの浪費】見落とされがちな機会損失
投資系インフルエンサーは投資の時間的コストについてほとんど言及しませんが、投資に費やす時間とエネルギーの機会損失は想像以上に大きなものです。
株式投資を始めた多くの人が、気づけば1日に数時間を株価チェックや投資情報の収集に費やしています。年間1000時間を投資に費やしているとすると、時給2000円で働いた場合の機会損失は200万円にもなります。その時間を副業や資格取得に充てていれば、より確実に収入を増やせたかもしれません。
本業への悪影響も深刻です。
勤務中に株価を確認したり、投資の情報収集に時間を使ったりすることで、仕事のパフォーマンスが低下し、昇進や昇給の機会を逃すケースがあります。投資で得た利益よりも、本業で失った機会の方が大きかったという事例も少なくありません。
スキルアップの機会損失も見過ごせません。投資の勉強に時間を使う代わりに、プログラミングや語学、資格取得などに時間を投資していれば、長期的にはより大きなリターンを得られた可能性があります。特に20代、30代の若い世代にとって、人的資本への投資の方が金融資産への投資よりも重要な場合が多いのです。
【退場リスク】市場から消える投資家の共通点
成功事例ばかりが注目される投資の世界ですが、実際には多くの個人投資家が損失を出して市場から退場しています。
証券会社7社の平均データによると、損失を出しているトレーダーは76%に達しており、約4人に3人が損失を抱えている計算になります。
さらに深刻なのは、損失を計上していない残りの24%にも、口座開設後に一度も取引していない人が含まれていることです。実際に取引している人の中での勝率はさらに低いと考えられます。
退場する投資家には共通のパターンがあります。まず、最初に小さな利益を得て自信を過剰に持ち、投資額を急激に増やします。その後、大きな損失を経験しても「取り戻せる」と考えてさらに投資を続け、最終的に資金が底をついて退場するというパターンです。
損切りができない心理的要因も大きな問題です。「いつか戻るはず」という根拠のない期待により、損失が拡大し続けるケースが後を絶ちません。ある調査では、個人投資家の平均損失額は525万円という衝撃的なデータもあります。
一度大きな損失を出して市場から退場した投資家が再び投資を始めることは稀です。投資資金を失うだけでなく、投資への恐怖心や家族からの反対により、復帰が困難になるのです。
まとめ
SNSでは絶対に語られない投資の闇側面を10個まとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
投資の世界は、SNSで語られるような華やかなものだけではありません。今回紹介した10の闇側面は、実際に多くの投資家が直面している現実です。
これらのリスクを理解した上で、失っても生活に支障のない金額で投資を始め、税金や手数料を含めた実質的な利回りを常に意識することが重要です。
投資は資産形成の有効な手段の一つですが、万能ではありません。これらの現実を知った上で、あなたに合った投資スタイルを見つけてください!
