みなさまこんにちは、いちまるです(*’▽’)
春といえば引越しシーズン!
新しい生活への期待で胸が躍りますが、同時に気になるのが引越し費用ですよね。
「引越し代って業者さんに払う分だけでしょ?」と思っているそこのあなた、ちょっと待ってください!
実は引越しには、多くの方が見落としがちな隠れた費用がたくさん潜んでいるんです。引越し経験者の実に90%以上が「こんなにお金がかかるなんて知らなかった」と後悔しているというデータもあります。
でも大丈夫!事前に知っておけば、しっかりと対策を立てることができます♪
今回はそんな隠れた引越し費用の全容と、賢い節約方法についてわかりやすくまとめてみました!!
引越し業者代以外にかかる「隠れた費用」の正体
住居関連費用(最も見落としがち!)
新居の初期費用は、多くの方が思っている以上に高額になります。
まず敷金・礼金として家賃の1〜3ヶ月分が必要で、例えば家賃8万円の物件なら8〜24万円もかかってしまいます。
さらに仲介手数料として家賃の1ヶ月分程度(上限は法律で決まっています)、火災保険料が年間1〜2万円、そして最近では防犯上の理由から鍵交換が必須となっている物件が多く、こちらも1〜3万円程度必要です。
地域によっては「敷引き」や「更新料」といった独特な費用もあり、関西では敷引きとして家賃の1〜2ヶ月分を退去時に差し引かれることがあります。
また、保証会社を利用する場合は保証料として家賃の0.5〜1ヶ月分も追加でかかります。
旧居の原状回復についても、多くの方が想定以上の費用がかかることに驚かれます。
一般的なクリーニング代として3〜8万円、小さな傷や汚れがあれば修繕費として追加で数万円、さらにハウスクリーニング代として2〜5万円程度が必要になることが多いです。特に長年住んでいた物件やペットを飼っていた場合は、これらの費用が10万円を超えることも珍しくありません。
賃貸契約時に「退去時のクリーニング費用は借主負担」という特約がある場合も多いので、契約書の確認は必須です!
ただし、通常の使用による劣化(経年劣化)については貸主負担となるのが原則なので、あまりにも高額な請求をされた場合は交渉の余地があります。
引越し作業関連費用
引越し作業では、基本の運搬費用以外にも様々な追加費用が発生します。
特に見落としがちなのがエアコンの移設費用です。取り外しと取り付けで1台あたり1〜3万円かかり、配管の延長や電圧の違い、室外機の設置場所によってはさらに費用が膨らむことがあります。
最新の省エネエアコンの場合、専門的な取り付け工事が必要で5万円以上かかるケースも珍しくありません。
洗濯機の設置も意外と費用がかかります。
基本的な設置工事で5千〜1万円程度ですが、給水栓の形状が合わない場合や排水口の位置が異なる場合は追加工事が必要になり、2〜3万円かかることもあります。
不用品の処分費用も馬鹿になりません。
軽トラック1台分で3〜5万円程度ですが、大型家具や家電(冷蔵庫、洗濯機、テレビなど)のリサイクル料金は別途必要で、1点あたり数千円から1万円程度かかります。
最近では自治体の粗大ごみ回収も有料化が進んでおり、事前に処分方法と費用を調べておくことが重要です。
段ボールなどの梱包材費も、引越し業者によっては有料の場合があります。
段ボール1枚200〜500円、ガムテープや緩衝材なども含めると5千〜1万円程度の出費になることがあります。
引越しのタイミングや物件の都合によっては、一時的な保管場所が必要になることもあります。
トランクルームを借りる場合は月額5千〜3万円程度で、広さや立地によって大きく料金が変わります。
また、引越し当日に新居に入れない場合や、工事の都合で数日間の仮住まいが必要な場合は、ホテル代として1泊あたり5千〜1万円程度が必要になります。
各種手続き費用
引越しに伴う各種手続きも、意外と手間と費用がかかるものです。
住所変更関連では、住民票や印鑑証明書が1通あたり300〜400円で、銀行口座、クレジットカード、保険などの住所変更で複数枚必要になることが多く、合計で2〜3千円程度の出費になります。
運転免許証の住所変更は基本的に手数料無料ですが、証明写真が必要な場合があります。パスポートの住所変更(記載事項変更)は手数料として6千円かかります。
車を所有している場合は、車庫証明の取得(2〜3千円)や車検証の住所変更(数百円)も必要で、これらの手続きを行政書士に依頼する場合は1〜2万円程度の費用がかかります。
ライフラインの開設費用も見落としがちです。
インターネット回線の工事費は1〜3万円程度ですが、光回線の新規工事や特殊な配線工事が必要な場合は5万円を超えることもあります。工事費無料のキャンペーンもありますが、多くの場合2〜3年の契約縛りがあるので注意が必要です。
ケーブルテレビやCS・BS放送の設置工事も1〜2万円程度かかり、マンションによっては指定業者での工事が必須となっている場合があります。水道やガスの開栓は基本的に無料ですが、平日以外や時間外の作業を希望する場合は手数料として数千円かかることがあります。
また、固定電話の移設工事(現在は利用者が減っていますが)や、セキュリティシステムの設置・移設なども必要に応じて費用が発生します。
生活立ち上げ費用
新生活をスタートするために必要な日用品や消耗品の費用も、積み重なると結構な金額になります。
新居に必要なカーテンは、部屋数や窓の大きさによって3〜10万円程度かかります。既存のカーテンがサイズに合わない場合は、すべて買い替える必要があり、遮光カーテンや防炎カーテン(マンションで必要な場合があります)だと費用はさらに高くなります。
照明器具も見落としがちな出費です。最近の賃貸物件では照明器具が付いていない場合が多く、リビング用のシーリングライトだけでも2〜5万円、他の部屋の照明も含めると5〜15万円程度かかることがあります。LED照明は初期費用が高めですが、電気代の節約を考えると長期的にはお得になります。
冷蔵庫の中身も全て新しく揃える必要があります。調味料、冷凍食品、常備菜など、一からすべて揃えると1〜3万円程度の出費になります。特に単身赴任や一人暮らしの場合、最初の1週間分の食材を購入するだけでも結構な金額になってしまいます。
掃除用品や洗剤類も、新居の大きさに合わせて一通り揃えると5千〜1万円程度必要です。
フローリング用、畳用、お風呂用など、住居のタイプによって必要な掃除用品も変わってきます。
意外と盲点なのが、引越し作業中の食事代です。
荷造りや荷解きで忙しく、料理をする時間がないため、外食やデリバリーに頼ることが多くなります。家族での外食が続くと、数日間で1〜2万円程度の出費になることも珍しくありません。
物件探しの際の交通費も馬鹿になりません。
遠方への引越しの場合、何度も現地に足を運ぶ必要があり、交通費だけで5千〜2万円、宿泊が必要な場合はさらに費用がかかります。最近はオンライン内見も増えていますが、実際に住む物件は現地で確認したいという方も多いでしょう。
さらに、引越し先の地域の情報収集や、子どもがいる家庭では転校手続きに伴う制服や教材の購入など、細かい出費も積み重なっていきます。
時期による費用差と賢い節約術
引越し時期による費用差
引越し時期による費用差は、思っている以上に大きいものです。。。
繁忙期の2〜4月、特に3月中旬から4月上旬は新年度のスタートに合わせて引越し需要が集中するため、引越し業者の費用が通常の1.5〜2倍、時には3倍近くまで跳ね上がることがあります。
この時期は引越し業者の予約も取りにくく、希望する日時に作業してもらえない可能性が高くなります。土日や祝日はさらに料金が上がり、平日でも通常期の休日料金と同じくらいの費用がかかることも珍しくありません。
賃貸物件についても、繁忙期は選択肢が少なくなりがちです。
良い条件の物件から早く埋まってしまうため、家賃相場も高めに設定されることが多く、敷金・礼金の交渉も難しくなります。人気エリアでは家賃が通常期より1〜2割高く設定されることもあります。
さらに、各種工事(エアコン設置、インターネット回線工事など)も予約が取りにくくなり、割増料金が適用されることが多くなります。新生活のスタートに間に合わせるために急ぎの工事を依頼すると、さらに費用が膨らんでしまいます。
一方、閑散期の5月〜翌年1月なら、引越し業者は通常料金で利用でき、平日割引や時期割引などのキャンペーンを実施していることも多くあります。業者側も暇な時期なので、サービスも手厚くなる傾向があります。
賃貸物件も選択肢が豊富で、家賃交渉や初期費用の減額交渉もしやすくなります。
大家さんや管理会社も空室を埋めたいと考えているため、「敷金・礼金なし」「仲介手数料半額」などの条件を引き出せる可能性が高くなります。
各種工事もスムーズに予約が取れ、標準料金で利用できるほか、工事業者の都合に合わせることで割引を受けられる場合もあります。
可能なら繁忙期を避けるだけで10〜30万円、場合によってはそれ以上の節約になることもあります。転職や転勤でどうしても繁忙期に引越しをしなければならない場合は、早めの準備と予約が何より重要になります。
実践的な節約テクニック
引越し業者費用を抑えるためには、まず一括見積もりサービスを活用して複数社を比較することが絶対に必要です。
同じ条件でも業者によって料金が2倍以上違うこともよくあります。
ただし、安さだけでなく口コミや実績も確認し、信頼できる業者を選ぶことが大切です。
引越し日時の選び方も重要なポイントです。
平日は土日祝日より安く、特に火曜日〜木曜日が狙い目です。時間帯については、午前便(朝一番スタート)は料金が高く、午後便や時間指定なしのフリー便なら2〜3割安くなることがあります。フリー便は作業開始時間が読めないデメリットはありますが、料金重視なら検討する価値があります。
荷物量を減らすことも大きな節約効果があります。
引越し料金は荷物の量で決まることが多いため、事前の断捨離は必須です。不用品を処分することで、トラックのサイズを小さくできたり、作業員の人数を減らせたりします。本や衣類などの重いものを減らすだけでも料金に差が出ます。
服や本、雑貨類は自分で運べるものは段ボールに詰めて宅配便で送ると、引越し業者の荷物を減らせます。ゆうパックや宅急便の方が、引越し業者の追加料金より安い場合が多いです。
繁忙期を避けることは最大の節約方法ですが、どうしても繁忙期に引越しをする場合は、早割サービスを利用しましょう。2ヶ月前、1ヶ月前の予約で割引を受けられる業者もあります。
初期費用を抑えるには、物件選びの段階から戦略が必要です。
敷金礼金なしの物件は初期費用を大幅に削減できますが、その分家賃が相場より高めに設定されていることもあるので、トータルコストで判断することが重要です。
仲介手数料については、法律上は「家賃の1ヶ月分以内」と決まっており、本来は大家さんと借主で半分ずつ負担するのが原則です。仲介手数料無料や半額の不動産会社も増えているので、複数の会社で比較検討してみてください。
フリーレント(一定期間家賃無料)付きの物件は、初期費用だけでなく引越し後の家計への負担も軽減できます。1〜2ヶ月分のフリーレントがあれば、その期間で新生活の準備を整えることができます。
家具家電付きの物件やシェアハウスなら、初期の購入費用を大幅に抑えることができます。特に短期間の住居や単身赴任の場合は、購入するより安く済むことが多いです。
UR賃貸住宅(旧公団住宅)は礼金・仲介手数料・更新料が不要で、敷金も2ヶ月分と決まっているため、初期費用を抑えたい方にはおすすめです。
その他の節約術として、段ボールの調達方法を工夫することも大切です。スーパーマーケットやドラッグストア、家電量販店などで無料でもらえる段ボールを活用すれば、梱包材費を大幅に節約できます。ただし、食品が入っていた段ボールは虫の卵が付いている可能性があるので、衣類や本には使わない方が良いでしょう。
友人や家族に手伝いを依頼することで、引越し業者の作業員数を減らすこともできます。
ただし、貴重品や壊れやすいものは専門業者に任せ、お礼として食事をご馳走するなどの配慮は忘れずに!!
不用品の処分では、メルカリやヤフオクなどのフリマアプリを活用してお小遣い稼ぎにすることも可能です。ブランド品や人気のある家電は意外と高値で売れることがあります。
ただし、引越しまでに売れるかわからないので、余裕を持って出品することが大切です。
ライフラインの契約では、電気・ガス・インターネットなどをセットで申し込むことで割引を受けられる場合があります。キャッシュバックキャンペーンなども頻繁に実施されているので、契約前には各社のキャンペーン情報をしっかりチェックしてください。
引越し関連の費用は医療費控除のように所得控除にはなりませんが、転勤による引越しの場合は、会社の転勤手当や実費精算の対象になることがあるので、領収書はすべて保管しておきましょう。
引越し費用の事前把握チェックリスト
引越し貧乏を防ぐために、事前に以下をチェックしておきましょう!
費用計算シート(目安)
必須費用
- 引越し業者代:8〜25万円
- 新居初期費用:家賃の4〜6ヶ月分
- 旧居精算:5〜15万円
- 各種手続き:1〜3万円
変動費用
- 家具家電購入:10〜50万円
- 生活用品:5〜15万円
- 交通費・外食:2〜5万円
緊急予備費
- 予想外の出費:総費用の10〜20%
引越し費用は想定以上にかかることが多いため、「見積もりの1.5倍」を予算として確保しておくことをおすすめします。
特に初回の引越しでは勝手がわからず、想定外の出費が続々と出てくることが多いので、余裕を持った資金計画を立てることが成功の秘訣です。
また、引越し後の生活が落ち着くまでの1〜2ヶ月間は、通常よりも出費が多くなりがちです。
新しい環境に慣れるまでの外食費、近所のお店を探すまでの買い物費、新しい生活スタイルに合わせた日用品の購入など、細かい出費が積み重なります。家計に余裕がない状態で引越しをすると、その後の生活が苦しくなってしまう可能性があるので、十分な準備資金を用意しておきましょう。
まとめ
引越しは人生の大きなイベントの一つです。
新しい環境での生活への期待と同時に、経済的な負担も大きなものになります。
でも「知らなかった」で家計が大変なことになるのは避けたいですよね。
私がこれまで相談を受けた中でも、「引越し貧乏」になってしまった方の多くは、事前の情報収集と準備が不足していたケースがほとんどでした。逆に、しっかりと計画を立てて準備をされた方は、同じような引越しでも50万円以上安く済ませることができています。
今回ご紹介した隠れた費用を事前に把握し、時期や方法を工夫することで、大幅な節約が可能になります。特に繁忙期を避けるという一点だけでも、数十万円の差が出ることも珍しくありません。
引越しの成功は、事前準備で8割が決まると言っても過言ではありません。このブログでご紹介したポイントを参考に、ぜひ計画的で賢い引越しを実現してください。
新しい生活のスタートが、経済的な負担ではなく、明るい未来への第一歩となりますように。そして、引越し後の新生活も、しっかりとした家計管理で充実したものにしていきましょうね♪
引越しを検討中の方は、ぜひこのチェックリストを活用して、後悔のない引越しを実現してください!
