みなさまこんにちは、いちまるです(*’▽’)
「退職金にも税金がかかるって本当?」
「どれくらい引かれるの?」
「何も知らないで損してない?」
こんな疑問をお持ちの方、多いのではないでしょうか?
実は退職金は税金がとても優遇されているんです!普通の給料と比べて、税金がめちゃくちゃ安いんですよ!
でも、何も知らないで受け取ると損することも…
今回は、税金の知識ゼロの方でも分かるように、退職金の税金について超シンプルにまとめてみました♪
そもそも退職金に税金ってかかるの?
答え:はい、かかります。
でも安心してください!
退職金の税金はめちゃくちゃ優遇されているんです!!
みんなどれくらい退職金をもらってる?
| 会社の規模 | もらえる退職金(平均) |
|---|---|
| 大手企業 | 2,000万円くらい |
| 中堅企業 | 1,500万円くらい |
| 中小企業 | 500〜1,000万円くらい |
「え、そんなにもらえるの?」と思った方、残念ながらこれは定年まで働いた場合です。。。
転職する方はもっと少ないのが現実です!!
退職金の税金、実際いくら取られるの?
結論から言うと、めちゃくちゃ安いです!
実際の例で見てみましょう
【例1】転職で500万円の退職金をもらった場合(10年勤務)
- 税金:約7万円
- 手取り:493万円
- 税率:たった1.4%!
【例2】定年退職で2,000万円もらった場合(35年勤務)
- 税金:約26万円
- 手取り:1,974万円
- 税率:たった1.3%!
普通の給料だったら20%くらい税金取られるのに、退職金は1〜2%だけ!
すごくお得ですよね?
なんでこんなに安いの?
理由は2つ!
- 「退職所得控除」という大きな割引がある
- 税金を計算するとき、金額を半分にしてくれる
詳しく説明しますね。
退職金の税金が安い理由を超シンプル解説
理由1:「退職所得控除」という超強力な割引
働いた年数に応じて、税金がかからない金額(控除額)が決まっています。
| 働いた年数 | 税金がかからない金額 |
|---|---|
| 5年 | 200万円 |
| 10年 | 400万円 |
| 15年 | 600万円 |
| 20年 | 800万円 |
| 25年 | 1,150万円 |
| 30年 | 1,500万円 |
| 35年 | 1,850万円 |
| 40年 | 2,200万円 |
つまり、この金額以下なら税金ゼロ!
例えば、10年働いて400万円以下の退職金なら、税金は1円もかかりません。
理由2:それでも超えた分は半分だけに税金
控除額を超えた分も、半分の金額にしか税金がかかりません。
計算式(超シンプル版):
税金がかかる金額 = (退職金 - 控除額) ÷ 2
例:退職金1,000万円、20年勤務の場合
税金がかかる金額 = (1,000万円 - 800万円) ÷ 2 = 100万円
1,000万円に税金がかかるのではなく、100万円にしか税金がかからないんです!
転職・早期退職・定年退職で何が変わる?
パターン1:転職するとき
特徴:
- 働いた年数が短い(5〜15年くらい)
- 退職金も少なめ(100〜500万円くらい)
- ほとんど税金がかからない
例:10年勤務で退職金300万円の場合
- 控除額:400万円
- 退職金:300万円
- 税金:0円!(控除額の方が大きいから)
💡 転職予定の方へ
心配しなくて大丈夫!転職の場合、税金はほとんどかかりません。
パターン2:早期退職するとき
特徴:
- 働いた年数は中くらい(20〜30年)
- 退職金は多め(会社が上乗せしてくれることが多い)
- 税金は少しかかるけど、まだまだ安い
例:25年勤務で退職金1,200万円の場合
- 控除額:1,150万円
- 税金がかかる部分:(1,200万円 – 1,150万円) ÷ 2 = 25万円
- 税金:約3.8万円
💡 早期退職を考えている方へ
早期退職は税金面でもお得です!
普通の給料なら240万円くらい税金を取られるところが、たった3.8万円です。
パターン3:定年まで働くとき
特徴:
- 働いた年数が長い(35年以上)
- 退職金も一番多い(1,500〜2,500万円)
- 控除額も最大なので、税金はそれほど高くない
例:35年勤務で退職金2,000万円の場合
- 控除額:1,850万円
- 税金がかかる部分:(2,000万円 – 1,850万円) ÷ 2 = 75万円
- 税金:約11万円
💡 定年まで働く方へ
長く働くほど控除額が大きくなるので、とってもお得です!
【超わかりやすい】退職金の税金早見表
「結局いくら税金取られるの?」が一目でわかる表
| 退職金額 | 10年勤務 | 20年勤務 | 30年勤務 | 35年勤務 |
|---|---|---|---|---|
| 300万円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 500万円 | 約8万円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 800万円 | 約30万円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 1,000万円 | 約45万円 | 約15万円 | 0円 | 0円 |
| 1,500万円 | 約82万円 | 約52万円 | 0円 | 0円 |
| 2,000万円 | 約120万円 | 約90万円 | 約38万円 | 約11万円 |
見方
- 0円 = 税金なし!
- 色付きの数字 = 実際に払う税金額
ポイント:長く働くほど税金が安くなる!
退職金の受け取り方で税金が変わる?
退職金のもらい方は大きく2つあります。
1. 一括でもらう(おすすめ!)
メリット:
- 税金が一番安い
- すぐに全額もらえる
- 運用や投資に使える
デメリット:
- 使いすぎる心配がある
- インフレで価値が下がるリスク
2. 分割でもらう(年金みたいに)
メリット:
- 毎年安定してもらえる
- 使いすぎる心配がない
デメリット:
- 税金が高くなる
- 普通の所得として扱われる
- 結果的に手取りが少なくなることが多い
【結論】一括がお得!
具体例:退職金1,500万円の場合
| 受け取り方 | 税金 | 手取り |
|---|---|---|
| 一括 | 約52万円 | 約1,448万円 |
| 15年分割 | 約200万円 | 約1,300万円 |
差額:約148万円も一括の方がお得!
知らないと損する!こんな間違いしてませんか?
間違い1:「退職金に税金はかからない」と思ってる
正解:かかるけど、めちゃくちゃ安い
間違い2:「年金でもらった方が得」と思ってる
正解:ほとんどの場合、一括の方が得
間違い3:「会社が勝手に税金を計算してくれる」と思ってる
正解:「退職所得申告書」を出さないと、めちゃくちゃ高い税金を取られる!
間違い4:「転職したら退職金の税金は高い」と思ってる
正解:転職の退職金は税金ほぼゼロ
絶対に忘れてはいけない重要な手続き
「退職所得申告書」を必ず出す!
これを出さないと大変なことに…
申告書を出した場合
- 退職金500万円(10年勤務)
- 税金:約8万円
申告書を出し忘れた場合
- 退職金500万円(10年勤務)
- 税金:約100万円
なんと92万円も損する!
申告書って何?
- 退職するときに会社からもらう紙
- 「私は○年働いたので、退職金の税金を安くしてください」という申請書
- 絶対に提出しましょう!
退職金をもらうときにやることリスト
退職前(1ヶ月前)
- 会社に「退職所得申告書はありますか?」と聞く
- 自分の勤続年数を確認する
- 退職金がいくらもらえるか確認する
退職時
- 「退職所得申告書」を必ず提出
- 一括受取か分割受取か決める(迷ったら一括)
- 「源泉徴収票」をもらう
退職後
- 源泉徴収票で税金額を確認
- 確定申告が必要か確認(ほとんどの場合不要)
よくある質問をまとめて解決!
Q1. 退職金っていくらくらいもらえるの?
A. 会社の規模や働いた年数によって全然違います。
目安
- 転職(10年):100〜500万円
- 早期退職(25年):800〜1,500万円
- 定年退職(35年):1,500〜2,500万円
まずは会社に「退職金制度はありますか?」と聞いてみましょう。
Q2. 税金はいつ引かれるの?
A. 退職金をもらうときに、会社が勝手に引いてくれます。あなたが税務署に行って手続きする必要はありません。
Q3. 確定申告は必要?
A. 「退職所得申告書」を出していれば、ほとんどの場合は不要です。
Q4. 転職で退職金をもらったら、新しい会社にバレる?
A. バレません。退職金は前の会社の話なので、新しい会社は関係ありません。
Q5. パートやアルバイトでも退職金はもらえる?
A. 会社の制度によります。多くの場合、正社員だけが対象です。
【超重要】あなたがすぐにやるべきこと
今すぐチェック!
1. 自分の会社に退職金制度があるか確認
- 就業規則を見る
- 人事部に聞く
- 先輩に聞く
2. 今退職したらいくらもらえるか確認
- 勤続年数を数える
- 会社の計算式を確認
- おおまかな金額を把握
3. 将来の計画を立てる
- 転職するタイミング
- 早期退職を考えるか
- 定年まで働くか
退職が決まったらやること
1. 「退職所得申告書」の確認
- 絶対に忘れない
- 記入内容を確認
- 必ず提出
2. 受け取り方法を決める
- 迷ったら一括受取
- 分割にする理由があるか考える
3. 手取り額を計算
- 税金がいくらか確認
- 実際にもらえる金額を把握
- 使い道を計画
まとめ
超重要ポイント5つ!
1. 退職金の税金はめちゃくちゃ安い
- 普通の給料:税率20%くらい
- 退職金:税率1〜3%くらい
- とってもお得な制度!
2. 長く働くほど税金が安くなる
- 20年働けば800万円まで税金なし
- 35年働けば1,850万円まで税金なし
- 長期雇用を応援する制度
3. 「退職所得申告書」は絶対に提出
- 出さないと税金が10倍以上高くなる
- 会社からもらったら必ず提出
- これだけで数十万円の節約!
4. 一括受取が基本的にお得
- 税金が一番安い
- すぐに全額もらえる
- 特別な理由がなければ一括で
5. 転職でも心配無用
- 短い勤続年数でも優遇される
- ほとんどの場合、税金はゼロか少額
- 気にせず転職してOK
あなたへのメッセージ
税金の知識ゼロの方でも分かるように、退職金の税金についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
退職金の税金について、読む前と比べて分かってきたのであればうれしいです(*’▽’)
退職金はあなたが一生懸命働いてきた証拠です。税金の仕組みを知って、1円でも多く手元に残るように工夫してくださいね。
分からないことがあったら
- 会社の人事部に相談
- 税務署の無料相談を利用
- 信頼できるファイナンシャルプランナーに相談
